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2020年4月14日 (火)

3月上旬新型コロナウイルス感染拡大初期のイタリアと1ヶ月遅れの4月上旬の日本。

20200414
ちょうど今から一ヶ月前の3月上旬、イタリア北部のロンバルディア州を中心として、イタリアが新型コロナウイルス感染拡大状況となったとき、日本国内ではどのような反応だったかというと、「イタリアは危険」であるという印象を持つ人が多かったと思う。日本と異なるイタリアの特性としては、3月8日の北部の大規模ロックダウンが行われる前くらいまでは、感染の中心は北部3州が中心であり、ローマを含むイタリア南部については、比較的平穏な生活が行われていたと思われる。まぁ、日本人にとってはイタリア北部だろうが、南部だろうが、イタリアはイタリアなので「イタリア全土が危険」という認識なんだけど、おそらく3月上旬くらいまでは実情としては「イタリア北部は危険」という状況だったと思われる。ところが、3月8日に大都市のミラノやヴェネツィアを含むイタリア北部の広域な地域のロックダウンが行われる直前に、ロックダウンを逃れるためにかなりの人数の「脱北者」が南部に逃げ込み、それまでは比較的平穏だったイタリア南部までも感染が広まる結果となってしまった。イタリア政府は慌てて3月10日に、イタリア全土の移動制限をかけた。このあたりからは「イタリア全土が危険」な状況になったと思われる。


実際に、外務省「海外安全ホームページ」では、3/10までにイタリアに対して4回の感染症危険情報を出している。

(1)2/27 北部3州(ロンバルディア州、ヴェネト州、エミリア=ロマーニャ州)にレベル1の注意情報。
(2)3/1 北部3州をレベル2の渡航延期勧告に引き上げ。
(3)3/6 北部3州のうち、ロンバルディア州をレベル3の渡航中止勧告に引き上げ。しかし、この時点でも北部3州以外はレベル1の注意情報もなくノーマークの状況。
※冒頭の地図は3/6の海外安全ホームページによる指定状況。
(4)3/9 イタリア全土にレベル2の渡航延期勧告発令。ロンバルディア州に加えて、ヴェネト州、エミリア=ロマーニャ州、ピエモンテ州、マルケ州、サンマリノにレベル3の渡航中止勧告発令。不要不急のすべてのイタリア観光旅行は日本を3/9出発以降は渡航延期勧告を無視しない限りはできない状況であり、3/10以降はイタリア政府による移動制限によりイタリア国内の移動も困難となるので観光旅行は事実上不可能となる。

3月上旬から中旬にかけてはまだ平穏だった日本から見て、当時のイタリアの感染者は桁違いに多く、その結果、感染者数が400人前後だった日本から見れば他人事のように「イタリアは危険」という印象を持った。その後、イタリアの感染は拡大して、4月上旬には10万人を超えており、その印象は正しい認識となって今も継続しているんだけど、それでは3月上旬に「イタリアは危険」と認識し始めたころのイタリア国内の感染者数を客観的に見てみることにする。データのソースは、探すのが面倒なのでWikipediaとする。ソースによって人数が若干異なるかもしれないけど、おそらく大差はない。

イタリア全土の感染者数
2/21:20
---
2/27:650
2/28:888
3/1:1694
3/2:2036
3/3:2502
3/4:3089
3/5:3858
3/6:4636
3/7:5883
3/8:7375
3/9:9172
3/10:10149

うーん、3月上旬の「イタリアは危険」と脅威を感じた時点のイタリアの新型コロナウイルス感染者数を1ヶ月後に見てみると、遠い地で起きている「他人事」という認識だったのかもしれないなぁ。3月上旬の時点では400人程度の感染者数だった当時の日本では、4桁の数字に脅威を抱いていたことがわかる。その後もイタリアの感染者数は驚異的に増加するので、このときに抱いた「イタリアは危険」という認識は、その後も正しい認識となって定着するんだけど、日本で「イタリアは危険」と認識し始めた頃の人数を見ると、1ヶ月後の4月上旬の日本の状況とたいして変わらないことがわかる。

もちろん、本来は、そもそも母集団の人口が異なるし、医療体制や文化などの違いがあり感染者数データだけで単純には比較できないんだけど、すでに4月上旬の日本は感染者数データのみで比較すると3月上旬の感染拡大期のイタリアに近い状況にある。そのイタリアは当初は北部3州が中心だったのだが、その後は全国に拡大した。イタリアが全土に移動制限をかけたのは3/10。イタリアでは日本の「自粛要請」よりも厳しい移動制限をかけたにもかかわらず、その後イタリアがどうなったかを私たちは知っている。

「だったら、どうしたらよいか」までは、私は感染症の専門家ではないので、旅行記主体のこのブログでは踏み込むつもりはない。けっきょく伝えたかったことは、最近は休日も外に出ることがなくヒマなので、ふと、イタリアの3月上旬の感染者数のデータを見ていたら、イタリアの感染拡大初期の数字と似てきたなぁと感じてしまったというレベルの低い内容だけだったりする。イタリアの感染拡大初期の3月上旬に「他人事」のようにイタリアに対して危険だと感じた認識を、すでに「他人事」ではなく日本も危険という認識に「先入観」や「概念」を更新できているのかなぁ?更新できないと、イタリアと同じ轍を踏むことになってしまう。

ウイルスは賢くないので、私たちと違って「先入観」や「概念」、「思い込み」はない。さらに、ウイルスは私たちと違って賢くないので、差別もしない。間違いなく言えることは、ウイルスはミラノであろうと、東京であろうと差別なく感染することだろう。ただし、緊急事態宣言が出ても混雑している通勤電車に乗らないで、自宅でイヌと戯れる動画をのんきにアップしたり、安全な場所にいるのでいつも鼻マスクの「上級国民」だけは、コツコツ働いて国の富を生む労働者が主体の「一般国民」が壊滅しても生き残るかもしれない。賢くて「差別」で自分の身を守る「上級国民」は、差別をしないウイルスよりも撃退するのが日本ではやっかいかもしれないなぁ。まぁ、フランスのように政治は市民が変えるという意識があればいいんだろうけど、それは日本の「一般国民」がウイルスに対する意識を変えることよりも難しいことかもしれない。

しかし、今はフランスの市民だって政府の言うことを聞いて厳しい外出制限に従っているので、全世界で一致団結してこの危機を乗り越えるしかない。

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