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2018年10月

2018年10月29日 (月)

冬の高野山・大阪ひとり旅 3日目(1)新世界でかすうどん。外国人だらけの黒門市場。

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2018年2月20日、火曜日。新今宮駅そばの「ホテルみやこ」を出て、朝ごはんを食べられる場所を探しに行く。3畳一間の部屋だったけれど、騒音もないし、布団やシーツも清潔だし、共同トイレもよく掃除されているので快適に宿泊できた。大阪に宿泊する時にはリピートありと判断する。青春18きっぷと組み合わせれば、格安旅行が組み立てられるかも。

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「おつとめ今日も一日ご苦労さん」。もともとドヤ街は労働者の街。土木工事などの単純労働に汗水流して働き、帰ってきてから一杯やって、簡易宿泊所で寝る。

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朝から営業しているお店が見つからない。JR新今宮駅のガードをくぐる。

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一軒だけオープンしている食堂を見つけたけど、さすがにディープすぎて、ここに入るのは勇気がいる。灯りがついているので、勇気を出してお店に入れば食べさせてくれるのだろうけれど、けっきょく、この食堂には勇気がなく入れず。だって、東京でこのような外観のお店があっても、たぶん入れない。

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新今宮駅前の土地に星野リゾートがホテルを建てる計画があるらしい。たぶん、奥に「権利・保証ナシ・日払い可」、「福祉の方ご相談に応じます」とでかでかと書かれている「アパート大隅」の前のこの空き地。きっと、星野リゾートの新ホテルからこのアパートがよく見える。

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けっきょく、食堂が見つからず、ジャンジャン横丁方面へ。

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朝のジャンジャン横丁はシャッターが閉められており、開いているお店がない。

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昨日夜に立ち寄った立ち喰いうどん屋さんは開いていたけど、もう一軒、看板が新しいので歴史を感じないんだけど、「かすうどん」のお店を見つける。そもそも「かすうどん」ってなんだろう?私は大阪を主目的に旅行したことがないので、関西出身の人にとって当たり前のことでも、まだ知らないものがいっぱい。

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牛のホルモンを低温で揚げた「油かす」だから、「かすうどん」。うどんの出汁に油かすからも味が出ていて、美味しい。私にとって関西はまだ知らないものが多いので、おもしろい。

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「かすうどん」を食べた後は、日本各地の市場が好きな私は、今日は黒門市場に行ってみることにする。昨日、日本橋まではけっこう歩くことを実感しているので地下鉄で日本橋に向かう。

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堺筋線に乗って日本橋へ。堺筋線の車両は相互乗り入れしている阪急電車。

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2駅で日本橋駅に到着。日本橋駅は千日前通沿いに巨大な地下街が広がっている。

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黒門市場に到着。市場を歩いている人はほぼ外国人。朝早いためか日本人はほとんどいない。

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京都の錦市場も外国人は多いけれど、日本人観光客目当てのお店や地元の市場としてのお店もけっこうあるけれど、黒門市場のメイン通りは外国人目当ての商店が多くなっている感じ。もちろん、商売なので客に合わせて売り物を変えるというのは当然のことなんだけれど。

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外国人のニーズとして、もちろん日本人観光客のニーズとして、その場ですぐに食べられるものが売れるのだろうなぁ。売り物はカニを1本だけとか、その場で楽しめるように工夫されている。考えようによっては日本人観光客にも便利なんだけれど。

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もはや、このお店なんて、何を売っているのか日本人である私が理解不能。

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焼き魚を売る魚屋さん。だけど、そんなに安くないように感じる。

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うなぎもちゃんとした串焼きでも売られているけれど、つまんで食べやすいように小さくカットされたものも売られている。

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普通のお漬物屋さんをみると安心する。メイン通りから少し外れると昔ながらの魚屋さんやふぐ専門店などがあったり、すべてが観光地化しているわけではないけれど、私はその地方らしさを感じたいと思っているので、その意味では黒門市場はちょっとローカルな市場としては物足りないかなぁ?

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お刺身の説明も漢字ばっかり。

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そのお刺身や寿司を大人買いしているアジア系外国人がいる。お刺身や寿司をここで買って、どこで食べるんだろう?

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外国人の方が爆買いしているお寿司。確かに、大きく切ってある大トロかも知れないけれど、4つで2800円って、けっこうなお値段のような気がする。これだったら、ちゃんとしたお店でお昼ごはんを食べたほうがいいんじゃないかなぁ?回転寿司だったらお腹いっぱい食べられる。そんなケチくさい考え方だから、私は今でも独り者なのかもしれないなぁ。

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大阪で観光するスポットってどこがあるだろう?たぶん、観光スポットとしての大阪の魅力ってあまりないから、今まで私は大阪を主目的地として選ばずに、結果的に大阪に来ていないのだと思う。大阪観光がよくわからないので定番スポットの大阪城に行ってみることにする。

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再び堺筋線で阪急電車の車両に乗る。

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さすが阪急電車。宝塚の公演の車内吊り広告。

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大阪城に地下鉄で行くには森ノ宮駅に行けばいいのかなぁ?谷町四丁目から歩いたほうが近いのかなぁ?地図を見てもどこが最寄り駅なのかよくわからない。堺筋本町で中央線に乗り換える。

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中央線は天井に架線がないので第三軌条方式。そして、車両は一見しただけではわからなかったんだけど、乗ってみたら近鉄の車両。ということは近鉄けいはんな線はわざわざ地下鉄と直通運転のために本線とは方式が異なる第三軌条方式をとったんだ。

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森ノ宮駅に到着。どうやら、大阪城への最寄駅としてあっていたみたい。私は基本的にケチなので、わざわざ地下鉄からJR大阪環状線に乗り換えて大阪城公園までは行かない。

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駅を出ると遠くに小さく大阪城が見えるけれどはるか彼方に見える。JR大阪城公園駅に行った方がよかったのかなぁ?それだけ大阪城が巨大な堅牢な城だったということがわかる。でも、天守閣まで歩いて行くのは大変そうだけど。

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2018年10月27日 (土)

2018年10月29日より中国国際航空北京経由の新しいヨーロッパ方面深夜便が誕生!

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すでに2018年7月にプレスリリースされている情報だけど、中国国際航空羽田発北京行きCA422便のスケジュールが2018年10月29日より朝便から夜便に変更される。実は、この夜便は北京発中国国際航空ヨーロッパ方面への深夜便に接続しており、仕事帰りに羽田空港に向かい、北京経由でヨーロッパに早朝に到着できる便利なフライトになる可能性がある。中国国際航空のメリットは、帰路の出発時間も遅い場合が多いこと。そう、中国国際航空で、ヨーロッパに早朝到着し、現地滞在最終日も夕方まで滞在できるために、ものすごくコストパフォーマンスが良い。また、中国国際航空はスターアライアンス加盟航空会社なので、スターアライアンス系にマイルを貯めている人には、格安運賃なのにマイルが貯まるというメリットもある。

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2018-07-13 【運航情報】CA422/CA421便スケジュール変更のご案内

いつもご利用ありがとうございます。
2018年10月28日より 東京(羽田)- 北京線CA422/421便の発着時刻を変更いたします。
■東京(羽田)発 → 北京行き
CA422便
2018年10月27日まで   東京(羽田) 07:20 ⇒ 北京 10:05
2018年10月29日から    東京(羽田)  21:10 ⇒ 北京 23:55
※10月28日(日)は、東京(羽田)  07:10 ⇒ 北京 09:55 となります。

■北京発 → 東京(羽田)行き
CA421便
2018年10月27日まで    北京 14:35 ⇒ 東京(羽田) 18:55
2018年10月29日から    北京 15:45 ⇒ 東京(羽田) 20:00
※10月28日(日)は運休。

■記載時刻は現地時間となります。
■政府認可条件。
■スケジュールは予告なく変更となる可能性がございます。
***********************************************
今回のスケジュール変更により、仕事帰りに羽田空港に向かい、遅くとも20時前に羽田空港国際線ターミナルでチェックインを完了できれば、CA422便に遅延がなければ北京首都国際空港に23:55に到着する。

CA422 HNDPEK 21:10 23:55
※CA=中国国際航空 HND=羽田空港 PEK=北京首都空港

この時間に北京首都国際空港に到着できれば、中国からヨーロッパ主要都市に向かう深夜便に接続できる。なお、その他の都市にも就航しているので、ここにあげるのは一例である。

パリ:
CA875 PEKCDG 02:15 06:25
ロンドン:
CA787 PEKLHR 03:35 07:10
フランクフルト:
CA965 PEKFRA 02:20 05:30
ミュンヘン:
CA961 PEKMUC 02:00 05:20
ミラノ:
CA949 PEKMXP 01:30 05:35
※冬ダイヤでは月水金土日

ミラノ行きは接続時間が1時間半と羽田発CA422便が遅延するとタイトな乗り継ぎとなるけれど、深夜2時発のミュンヘン行きCA961便より後の便は乗り継ぎ時間が2時間以上あるので、若干の遅延では問題ないだろう。主要都市以外にも、便数は少ないけれど、曜日によっては他のヨーロッパの都市へ向かう深夜便もある。このCA422便のメリットは、ロンドン、フランクフルト、パリなどのヨーロッパの主要都市全てに乗り継ぐことができることである。さらに、中東系エアラインと異なり、北回り航路の中国国際航空は、ヨーロッパまでの所要時間が短く、中東系エアラインを使うよりも身体的な負担が少ない。中国国際航空の機材は「ちんちくりんな」機材ではなく、機材も例えばミラノ行きはエアバスの最新鋭機エアバスA350が導入されており、ボーイングB777やエアバスA330などの信頼できる機材。

パリ行きCA875便への乗り継ぎなら、乗り継ぎ時間は2時間20分あるのでCA422便が1時間以上の大幅な遅延にならない限りは大丈夫だろう。航空券が高い時期には、これからは飛行機に乗っている時間が長すぎるエミレーツ航空やカタール航空ではなく、北回り航路で所要時間が少ない中国国際航空を選択肢に含んでもいい。しばらく、CA422便の遅延状況について観察してみて大丈夫そうならば、次回のパリ行きは積極的に中国国際航空深夜便を私は選択するかもしれないなぁ。

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2018年10月26日 (金)

冬の高野山・大阪ひとり旅 2日目(6)大阪食い倒れの旅。まさかの串かつ屋のハシゴ、「だるま」で串かつを。

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八重勝で串かつとビールを飲んで、お腹を空かせるために新世界から道頓堀まで歩くことにしたのはいいけれど、思っていたよりも日本橋が遠い。途中で恵美須町という地下鉄の駅もあったけれど地下鉄には乗らずに日本橋電気街を歩く。

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秋葉原のような日本橋電気街には専門店が並んでいる。もっとも、今の秋葉原はメイド喫茶の客引きばかりで、さらに外国人も多く、電気街とは異なる方向に発展してしまっているけれど。

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歴史がある建物は閉鎖されている旧松坂屋大阪店である高島屋東別館。

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ようやく千日前までたどり着く。ここまで来れば、道頓堀まであと少し。思っていたよりもだいぶ歩いたのでお腹を空かせるためのけっこう良い運動。

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やっぱり、大阪って喫茶店やパーラーが多い気がする。

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純喫茶アメリカンのショーケースを子供みたいに眺めてしまう。いい大人になってもこんなことをしているから、いつまでも独りものなのかも。

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夜7時の道頓堀はすごい人。歩いて進むのもちょっと大変。平日月曜日なのに、大混雑。でも、夜景を見て夕食を食べに来た観光客が多い感じ。

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今回の大阪食い倒れの旅は、串かつにきつねうどんに感動している場合ではなく、いい大人なんだから、かに道楽でカニを楽しむくらいの大人にならないと。だけど、今回はかに道楽には残念ながらお腹がいっぱいなのでいけない。

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大阪を代表するようなスポットである戎橋に到着。夜になっても観光客だらけ。まぁ、グリコのネオンを見に来た私も観光客だから仕方がない。

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グリコのネオン、こんなに鮮明なんだ。今時はネオンではなくLEDなのかなぁ?

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大阪の夜景スポットは他にもあるかも知れないけれど、「ホテルみかど」の大浴場のお風呂の時間が決まっているので、あまり遅くまでは遊べないので、南海なんば駅に戻る。

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新世界から日本橋までけっこう歩いたので、帰りは南海なんば駅から南海電車で帰ることにする。

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大阪食い倒れの旅。新世界から戎橋まで歩いたので、だいぶ食欲が復活。1つ目の今宮戎駅で降りてしまうことにする。

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今宮戎駅から新世界に向けて歩く。「スーパー玉出」はパチンコ屋のような派手な外装のお店。「玉出」という地名を生かしたんだろうなぁ。

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通天閣が見えてくればまっすぐ歩くだけ。

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次回のお楽しみとして通天閣には登らない。次回はひとり旅ではなく「連れ」と大阪を楽しむ時のためにとっておく。でも、大阪に来ても串かつやきつねうどんなどしか食べない食い倒れの旅では「連れ」はなかなか現れないだろうなぁ。「てっちり」や「かに道楽」で、食い道楽するような大人にならなくちゃ。

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新世界の洋服屋さんがおもしろい。

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トラ柄のシャツはおみやげ用なのかなぁ。よくテレビでトラ柄のおばちゃんが出てくるけれど日常的に着ている人もいるのかなぁ?

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せっかく新世界にいるんだから、だるま新世界総本店に行くべきなんだろうけど席数が少なく、席数の多い「だるま動物園前店」へ。

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お店の外まで並んでいるけど、回転はけっこう早い。

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お一人様はカウンター席へ。大阪食い倒れの旅、2回目の串かつ屋に入る。変な時間に道頓堀今井のきつねうどんを食べなければ連続でも行けたのかも知れないなぁ。すっかり、新世界から戎橋まで歩いて酔いは冷めてしまったところで、再びビール。

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「だるま」のどて焼は、「八重勝」とは違って、小鉢に入っている。

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カウンター席は、目の前に串揚げの素材が並んでいて、注文しやすい。

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串かつを中心に気になった「岩津ねぎ」などの串揚げを楽しむ。やっぱり、私は大阪の庶民的な料理が好きかも。大阪は安くて美味しいものがたくさんある。「八重勝」よりも居酒屋ぽい雰囲気なので仲間同士で来るなら「だるま」の方がいいかも。

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そろそろ、お風呂の時間だから「ホテルみかど」に戻る時間。ふと、立ち喰いうどんのお店が目に入る。そういえばごはんものは、道頓堀今井できつねうどんを食べてから食べていない。

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まさかの今日3回目のうどん。やっぱり、今回の大阪旅行で気に入っているのは出汁のきいたうどん。とろろ昆布が載ったおぼろうどんが美味しい。

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ジャンジャン横丁は健全な街で、「八重勝」は20:30に閉店してしまう。人通りも少なくなっている。

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大阪環状線のガードをくぐれば、ドヤ街の方向。

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冬の寒い時期、ガード下で寝ている人もおらず、飲んだくれもおらず、ガラが悪い感じはない。

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ホテルみかどの前の道も人通りが少なく、ガラが悪い感じはない。

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大浴場は22時から女性に切り替わってしまうので、それまでに戻らないと大浴場に入れない。シャワーは24時間可能なので、急いで帰ることもないけれど。私は食事のお供にしかお酒を飲まないので、海外旅行でも国内旅行でも、どこへ行っても飲みだけに行くことはあまりなく、健全に21時にホテルに戻る。大浴場も清潔で「ホテルみかど」は、宿泊する上で何の心配もない。

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お風呂に入って部屋に戻り、3畳の和室に布団を敷くともうそれで部屋はいっぱい。匂いもないし、騒音もないし、快適に過ごせる。大阪のホテルはここで十分かも知れないなぁ。しかし「ホテルみかど」は1泊2500円と高級なホテル。1泊1300円のドヤに泊まらないと、簡易宿泊所を体験したとは言えないかもしれない。

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2018年10月23日 (火)

冬の高野山・大阪ひとり旅 2日目(5)大阪食い倒れの旅。新世界のジャンジャン横丁の「八重勝」で串かつを。

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荷物を置いて、夕食を食べるために「ホテルみかど」を出ると、アーケードのある商店街に出る。

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横断歩道を渡り、新今宮駅の方向へ。

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大阪環状線のガードを通理、新世界・通天閣・ジャンジャン横丁方面へ向かう。

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ジャンジャン横丁は狭い路地の両側に寿司屋やラーメン屋、串カツやなどの飲食店が並んでいる。

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串かつ「八重勝」にはまだ6時前なのに行列ができている。カウンターだけの串かつ屋さんの雰囲気がおもしろそうなので、列に並んでみることにする。

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お店の反対側も同じお店のようで、そちら側に案内される。

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お店に入った時に時計を見るとまだ6時すぎ。「ソースの二度づけお断り」と大きく書かれている。

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今回の冬の高野山・大阪ひとり旅で、ビールを飲むのはこれが初めてだったりする。と言っても私は毎日お酒がないと生きていけないわけではないけれど。肉類だって、今日のお昼ごはんに「他人丼」を食べるまでは食べていなかった健全な旅行。

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どて焼きを頼むと、串に刺さったままの牛スジが味噌で煮込まれており、美味しい。ビールが進んでしまう。

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八重勝の串かつは3本セットとなっている。東京で「串の坊」に行ったことはあるけれど、大阪で串かつを食べるのは人生初めての体験。

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ソースはウスターソースのように水っぽく、共用の大きなトレーに入れられている。説明するまでもないけれど、共用なので、一度口につけた串に再びソースをつけることはできない。

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二度漬け禁止なので、どっぷりつけてみる。

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揚げたての串かつにさっとソースを通す。これが最高に美味しい。

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野菜などはほとんど100円なので安い。そして、揚げたての串揚げの野菜が美味しい。

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レンコンやアスパラも美味しい。

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カウンター席に座り、一人でビールを飲みながら串かつを食べるのって楽しい。だけど、こういうお店は、本来は個人客がさっと飲んで長居するものじゃない気がする。ビールを2杯飲んだところで、お店を出ることにする。でも、こういうお店があるっていいなぁ。

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八重勝の串かつ、美味しかった。大阪で食い倒れることを目的にして遊びに来てもいいかもしれないなぁ。

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私が大学生の時に芦屋在住の友達が帰省した時を狙って、大阪に青春18きっぷで遊びに行ったことがある。その時に芦屋出身の友達と新世界を歩いたんだけど、もっと不思議な異次元の世界だった気がする。印象としては、このお店のように将棋をする場所がいくつかあったように記憶しているんだけど、以前よりも減ってしまったのか、目立たなくなっている。

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今でも昭和を感じる異次元の世界であることには違いはないんだけど、昔はもっとディープな場所だったような気がする。それは、私が大学生当時は世界が広いことを知らないので、私自身の経験のなさからショッキングに感じたのかもしれないけど。

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街を歩いて感じることは、大阪って、個人経営の喫茶店やパーラーが健全に残っている。

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ふと「冷コーあります」が気になってしまう。「冷コー」ってなんだろう。そもそも「ひやこー」なのか「れいこー」なのか、正式な読み方が私にはわからない。まぁ、意味は「冷やしコーヒー」なんだとは思うけど。

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パチンコ屋だと思ったらスマートボール。ちょっとおもしろそう。

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サンパツ700円なんて安すぎる。

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なんだか、新世界って普通の街になってしまった気がする。大学生の頃に歩いた新世界は、おっちゃんばかりで、少し怖いような雰囲気を持った異次元の世界を感じるディープな街だと思っていた。自分が年齢を重ねておっちゃんになったから受け入れることができるようになったのかなぁ?それとも新世界の町がおっちゃんだらけの町から変化したのだろうか。

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大阪らしいネオンがおもしろい。通天閣とともに大阪の風景を代表する戎橋のネオンもきれいなんだろうなぁ。串かつで満足するのではなく、てっちりやてっさを楽しむ大人にならないといけないのかも知れないなぁ。

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通天閣のネオンは色が変化するのでおもしろい。今まで、大阪を主目的地として訪れることがなかったから気がつかなかったけど、大阪ってけっこう楽しい。本当に大阪で食い倒れるだけが目的で遊びに来てもいいかも。

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通天閣の上からの風景ってどんな感じなんだろう。でも、あべのハルカスの方がきっと高い。パリ・エッフェル塔と同様に、次回「連れ」と大阪に来た時のお楽しみとして通天閣には登らないでおくことにする。もしも、ひとり旅ではなく「連れ」と大阪を楽しむ時のためにとっておくことにする。そもそも、そんな日が来るのかはわからないけれど。

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「串かつだるま」は新世界でも3店舗くらいあり、支店が多い。八重勝とだるまのハシゴで食い倒れて見るかとも思ったんだけど、八重勝でけっこう食べてしまったので、うーん今は食べられない。

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「ソースの二度漬けは禁止やで!」。少し歩いたらお腹も空くかなぁ?食い倒れるためには、串かつ屋のはしごにチャレンジしてみたいところだけど。

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新世界から道頓堀までお腹を空かせるために、地下鉄に乗らずに歩いてみることにする。恵美須町から日本橋まで地下鉄堺筋線の一駅分だから、そんなに距離はないだろうし。ビールを飲んで気が大きくなっていることもあって、道頓堀に向かって歩き始める。

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2018年10月20日 (土)

冬の高野山・大阪ひとり旅 2日目(4)新今宮駅前の「健康で文化的な最低限度のドヤ(宿)」

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道頓堀今井で「きつねうどん」を堪能したあとは、そろそろ今晩の宿にチェックインに向かうことにする。今日の宿はBooking.comで手配した新今宮のホテル。千日前をなんば駅に向かって歩く。

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ちょうど2018年2月はNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」の放送時期だったので、影響を受けて、なんばグランド花月で漫才を見るというのも選択肢として考える。

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最近東京のテレビではなかなか見ないけれど、オール阪神・巨人やトミーズ、ザ・ぼんちも普通に出演している。

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千日前は道具屋街になっていて、調理器具の問屋さんが並んでいる。

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包丁の専門店には外国人の姿もある。

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南海なんば駅に戻ってくる。

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新今宮駅ならばどの電車も停車するだろうと思って、和泉中央駅行きの電車に乗る。

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新今宮駅に到着。

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南海の新今宮駅は狭い階段を降りると小さな出口。

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駅を降りて目の前にあるのは「あいりん労働公共職業安定所」で、「大阪社会医療センター付属病院」を併設している。この辺りは、いわゆる「あいりん地区」と呼ばれる地域で、東京の山谷、横浜の寿町と共に日本三大ドヤ街と呼ばれている。「あいりん労働公共職業安定所」は、今でも「寄せ場」の機能を持っているのかなぁ?

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工事現場などの軽作業の労働の人足はその日によって必要な人数が異なる。雨だと工事そのものが行われないこともある。必要のない日もあるから零細企業である土木会社は常勤雇用は難しい。そのため、その日だけ必要な労働力を集める場所が必要となる。「寄せ場」には、日雇いの仕事とそれを求める日雇い労働者が集まってくる。

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日雇いの日当を貰うと日雇い労働者は簡易宿泊所に宿泊する。ところが、仕事にあふれると宿泊所に泊まるお金もなくなってしまい、アオカン(青空簡易宿泊所)に泊まるしかなくなる。アオカンは卑猥な意味ではなく、青空が見える簡易宿泊所ということ、すなわち野宿をすること。好景気で工事現場が多ければ、日雇い労働者でも仕事を得て簡易宿泊所に泊まって生活できる。実際に高度経済成長時にはそのような生活を続けることできただろうけど、いざ不景気になれば工事現場が減り、したがって仕事がないために収入を得られなくなる。そうなると野宿をせざるを得なくなる。

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しかし、日雇い労働者がいなくなると、泊まる人がいなくなってしまうので簡易宿泊所も困ってしまう。また、近年は日雇い労働者の高齢化が進み、そもそも労働者ではなくなってしまう。そのため、簡易宿泊所はアパート化することで生活保護を受給して安定して生活できる人を求め始める。新今宮駅は大阪環状線の駅だから便利かもしれないけど、風呂トイレ共同で3畳一間の部屋で42000円が安いのか高いのかと考えると微妙な金額。なぜなら42000円で、風呂トイレ共同ではなく、風呂トイレ付きのアパートの一室を借りることができる可能性がある。

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もともと簡易宿泊所は、日雇い労働者のための宿なので誰でも1泊でも宿泊できるし、1泊1300円で布団に横になることができるのだったら、考えようによってはカプセルホテルやサウナに泊まるよりも安い。そのため、近年は東京の山谷も同様だけど、外国人のバックパッカー向けに活路を見出している簡易宿泊所も多い。

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もう一方は、高齢化が進み、日雇い労働者そのものが少なくなっているので、簡易宿泊所にとっては、生活保護受給者は安定収入(生活保護費なので未払いのリスクは少ない)なので、ずっといてもらう方がいい。そのために、住居としてアパート化を目指す簡易宿泊所がある。

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日雇い労働者の街には必ずロッカールームがある。なぜなら、日雇い労働者は安定した居住地がない。収入がなくお金が底をつけば青空簡易宿泊所に泊まるしかなく、すなわち野宿となり、安定した住居がないので財産は常に持ち歩かないと盗まれてしまう。そのために、財産を預かってもらえる場所が必要となる。

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日雇い労働者の転落の危機は実は遠い世界ではない。景気というのは浮き沈みする。好景気の時には労働力は必要だけど、不景気の時には労働力は必要なくなる。最近、企業としては不景気になっても解雇しないで済む最低限の職員を正職員としており、需給調整できる職員を「(有期)契約職員」などとしている。正職員は不景気の時にも優先して雇用が守られるけれど、契約職員は日雇い労働者と同じように不景気になれば捨てられる。そう、正職員ではない契約社員やアルバイト、パート労働は、日雇い労働者と同じ運命をたどる危険性がある。景気の浮き沈みがある以上、不安定な雇用というのは形を変えても消えることはない。

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今時、カラーテレビではないテレビの方が貴重かも。日雇い労働者は、病気や怪我で仕事ができなくなると、安定した住宅がないために、あからさまに貧困に陥るのでわかりやすい。しかし、誰もが病気や怪我で収入が断たれる可能性があり、家賃が払えなくなるかもしれない。また契約社員が不景気によって契約更新ができずに解雇されることもある。そうなると家賃が払えずに困ってしまうことになる。そう、誰もが貧困に陥る可能性はある。

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なお、今回の話はあくまで旅行記なので、新今宮駅周辺に激安の旅館がなぜたくさんあるのかについて考えてみただけで、「生活保護制度」の是非については触れないし、議論をするつもりはない。なので「生活保護制度」の是非についてのコメントをいただいても削除するのであらかじめご了承を願いたい。もっと雰囲気が悪いと覚悟してきたんだけど、ここまで歩いてきても怖い感じはまったくない。

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今回はその簡易宿泊所に泊まってみることにする。と言っても、生活保護受給者を集めてアパート化を目指した簡易宿泊所ではなく、1泊2500円と価格は高いながらもBooking.comに掲載し、外国からのバックパッカーに活路を見出している、ある意味では安全な簡易宿泊所。本当は1泊1000円の簡易宿泊所に泊まらなければ、本当の簡易宿泊所の体験とは言えないかも知れない。

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今晩の宿はBooking.comで予約した「ホテルみかど」。

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ロビーで前払い金を払いチェックイン。玄関付近は清潔な感じ。

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長期滞在もできそう。共同のキッチンスペースもある。電子レンジにポットや調味料もおかれている。

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1階には大浴場があり、大浴場は男性と女性で時間が決まっており交代制。シャワールームもあるので、共同だけどいつでもシャワーは浴びられる。正面に見えるのは洗濯機と乾燥機。なるほど、簡易宿泊所はここで生活をするわけだから、当然ながら洗濯ができる場所がある。

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エレベータもあり、部屋に向かう。

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トイレは共同だけど改装してあり、清潔感がある。部屋には洗面台もないので、歯を磨くにもここまで来なくてはならない。

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部屋に入ると3畳一間の和室。部屋には簡単なテーブルと布団がおかれているのみ。

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アメニティは、バスタオルにタオル、歯ブラシもあり、一応、ホテルとしてのものはちゃんとあり、清潔なもの。

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寝巻きまであるのでパジャマを持たずに宿泊しても不自由しない。

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入口側を見ると、冷蔵庫とテレビがある。

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冷蔵庫は空っぽになっている。電源が取れるのがテレビの下にある延長コードのみ。ゴミ箱の上には使い捨てのスリッパもある。

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もちろん、エアコン完備なので冬でも夏でも快適に過ごせするし、電灯はLEDだった。率直な感想としては、Booking.comに掲載してパソコンで予約管理ができるようなオーナーである「ホテルみかど」は、2500円と周辺の簡易宿泊所と比較して倍ぐらいの値段ということもあり、設備については清潔感もあって、大阪に泊まるんだったら、これで十分じゃない?もっとも、1泊1300円の簡易宿泊所に泊まらないと、日雇い労働者の簡易宿泊所を体験できないかもしれないけれど。大阪での夜は、宿泊費を2500円にケチった分だけ、大阪名物の美味しいものを食い倒れることにする。

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2018年10月17日 (水)

冬の高野山・大阪ひとり旅 2日目(3)旅はくいだおれの大阪へ。初めての他人丼。帝塚山ポアールのモンブラン。道頓堀今井のきつねうどん。

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住吉大社の参拝を終えて反橋(そりばし)を渡る。

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南海電車でたまたま途中下車して立ち寄った住吉大社。古典文学や和歌に登場し、遥か昔よりここにある住吉大社を訪れてよかった。

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住吉東駅から向かってしまったので、すっかり裏口から参拝してしまったけれど。

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そろそろお昼ごはんの時間。事前に調べたお店でもなんでもなく、住吉大社の向かいにある「丼とうどんの店 梅よし」に入ってみることにする。年齢を重ねると小さなお店でも、えいっと入ることができるようになる。昨日の朝になんば駅でうどんを食べてから、大阪のうどんが気に入っている。

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「他人丼」とうどんのセット。そもそも、関東圏では「他人丼」というメニューは見かけないし、たぶん私は「他人丼」を食べたことがない。関西の「他人丼」ってどんなものだろう?気になったら試してみればいい。どうやら「他人丼」とは親子丼の肉が牛肉になっている。関西出身の人にとってみれば当たり前のことなんだと思うけど、私にとっては新鮮に感じる。そういえば、今回の旅行で魚や肉を食べるのがこれが初めてかも。

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最終的には定番スポットの道頓堀の戎橋には行こうとは思っているけれど、ここから先は実はあまり予定を決めていない。住吉大社駅から南海電車に乗ってしまえば、すぐになんば駅についてしまうけれど、すぐにゴールに向かうにはまだ早い。他人丼を食べた梅よしの前の住吉鳥居前電停から阪堺電気軌道のチンチン電車で向かうのも面白いかも。

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適当にぶらぶらしていたら、商店街のアーケードに引き込まれる。

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特に予定を決めている旅ではないし、大阪の商店街を歩いてみよう。

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「粉浜商店街」は下町の商店街の雰囲気でおもしろい。

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おばあちゃんが一人でやっているお好み焼きのお店で売られている、やたらに安いキャベツ焼きってなんだろう?

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個人商店のお菓子屋さんが営業しているなんて、健全な商店街。

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大阪のアーケードの商店街を歩いていたらあっという間に粉浜駅についてしまった。一駅分歩いたけれど、そんなに距離はない。

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駅前のお医者さんは歴史がある建物。住吉東駅から住吉大社に行く途中でも感じたことだけど、この地域は古い家屋が残っている。高級住宅街と言われる帝塚山あたりまでぶらぶら歩いてみることにする。

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帝塚山町屋と看板がある建物。帝塚山って高級住宅街の雰囲気かと思ったら、古い建物が混在している。

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大阪市立住吉小学校の前を通って、南海高野線の踏切を渡る。商売もしていない個人の住宅をやたらに写真に撮ることはできないので写真は撮っていないけれど、帝塚山学院の周辺は確かに大きな家や高級な感じのマンションが多いかもしれないなぁ。

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帝塚山の雰囲気を感じたくて帝塚山を歩く。けっこう歩いたところで、姫松電停のそばに「ポアール」というパティスリーを見つける。帝塚山にある「ポアール」は丸ごとビルになっている巨大なパティスリー。これは立ち寄ってみるべきでしょう。

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イートインができるみたいなので、1階のショップでケーキを選んで2階にあがる。

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店員さんにスペシャリテはなんですか?と聞いて紹介してもらったケーキの中から選んだケーキは不思議な形のモンブラン。

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見た目も面白いし、味も美味しい。けっこう歩いたけれど、「ポアール」まで来てよかったかも。

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チンチン電車の姫松電停が近くにあるけれど、天王寺駅に行ってしまうので、なんば駅に行くために南海高野線帝塚山駅に向かう。

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各駅停車の電車に乗って、南海なんば駅に向かう。

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高野山への旅を終えて再び南海なんば駅に戻ってくる。

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せっかく大阪に来たのだから、道頓堀の戎橋に行かなくちゃ。

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戎橋筋を歩く。大阪って、南北に走る道を「筋」、東西に走る道を「通り」と呼ぶのが不思議。まぁ、慣れてしまえば覚えやすいのかもしれないし、方向感覚を失わないのでいいのかも。

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蓬莱551の豚まんは美味しいけど、食べるとお腹いっぱいになってしまうし、空港でも買えるのでここは我慢。

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東西の道である「千日前通」を渡る。

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テレビの街頭アンケートなどでよく見る大阪を代表する風景である道頓堀戎橋に到着。外国人観光客が多く、みんな写真を撮っている。

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ドン・キホーテの観覧車に道頓堀川には遊覧船が見える。

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そして、戎橋といえばグリコの看板。でも、やっぱり夜の方がきれいなのかも。

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混雑する道頓堀を歩く。かに道楽も混雑しているけれど、観察しているとお客さんは外国人がけっこう多いかなぁ?

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道頓堀は月曜日の午後なのに大混雑。

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派手な看板が並ぶ道頓堀に落ち着いたお店の道頓堀今井を見つける。ここは大阪旅行のために今回購入したガイドブック「ことりっぷ大阪」にも載っているうどんの美味しいお店。

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今回の旅行で、大阪のうどんをすっかり気に入ってしまって、お昼ごはんもうどんだったのに、大阪はくいだおれの街だから、食べずにはいられない。ものすごく中途半端な時間だけど、きつねうどんをどうしても食べたくてお店に入ってしまう。大阪のうどんは出汁が美味しい。うどんだけを食べ歩いてもいいかもしれないくらい、大阪のうどんが今回の旅でお気に入り。

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2018年10月14日 (日)

冬の高野山・大阪ひとり旅 2日目(2)南海電車途中下車の旅。

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高野山を出発した鉄道代行バスは高野山をどんどん下っていく。

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そして、紀ノ川に掛かる大門口大橋を渡る。ここまでは行きと同一ルート。

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ところが、バスは高速道路の京奈和自動車道に入っていく。むしろ、行きのバスは橋本駅から大門口大橋までは渋滞していたのになぜ高速道路に入らなかったんだろう?

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鉄道代行バスは橋本駅に到着。

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橋本駅ではJR和歌山線に乗り継ぐこともできる。南海高野線乗り場は階段を登る。改札口では、切符を見せるだけで通過する。

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南海高野線、急行なんば行きの電車に乗る。

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中途半端な時間に大阪に向かう乗客はいないので、橋本駅ではほぼ空席。

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西武線沿線に住んでいると、埼玉県所沢市には「狭山湖」がある。そして、西武新宿線には「狭山市駅」があるので、つい「狭山池」が馴染みのある地名なので気になってしまう。大阪狭山市駅が狭山池には近いみたいだけど、急行電車が停車する「金剛駅」からも歩いて行けそうなので途中下車してみることにする。

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急行電車からの乗り換えが面倒なので、まったく予定外に降りてみたものの金剛駅には何があるんだろう。

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GoogleMapを見ながら狭山池に向かって歩いていく。ロータリーから細い路地に入る。

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昭和の雰囲気を感じるイオン金剛店のお店を通り、狭山池に向かう。このイオンは、店舗の古さと屋上に上がる駐車場などのお店の作り方をみると、もともとはダイエーかサティ(ニチイ)だったに違いない。昔は、サティ(ニチイ)はサティ(ニチイ)らしさがあって、ダイエーはダイエーらしさがあって、おもしろかったなぁ。ライバルを買収することで大きくなり、日本全国どこにでもあって、特徴のないイオンには私は行く気がしない。旅行に出ると名前を聞いたことのないローカルなスーパーが好き。日本の旅行の面白さは、フランスと同様に地域色が豊かなところだから。と言いつつ、フランスに行くと地方都市でもモノプリに行ったりしているけれど。

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次の信号あたりで狭山池が見えてくるはず。

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狭山池は日本最古のダム式ため池とのことで、「最古」というのはいつの頃なのかを調べてみると日本書紀にも記載があるくらいの「最古」のようで、1934年に完成した村山貯水池(多摩湖)・山口貯水池(狭山湖)なんて比べ物にならないくらい歴史がある。東京都水道局が管理する水道用の狭山湖・多摩湖とは異なり、狭山池は農業の灌漑用に作られたため池。

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狭山湖は周囲を狭山丘陵で囲まれているために周囲を森に囲まれているけれど、狭山池は周囲は平地となっている。今は都市化が進んでいるけれど、その平地に広がる農地の灌漑目的のため池だった。

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埼玉県所沢市の狭山湖にもこんなのなかったっけ?西武ドームから狭山湖と多摩湖の間の道路をクルマで通ることはよくあるけれど、よく考えたら狭山湖をじっくり眺めたことって最近はない。

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多摩湖のそばに「西武園ゆうえんち」があるように、狭山池でもかつては狭山藩下屋敷跡地を利用した南海電鉄が運営に関与する「さやま遊園」という遊園地があったみたい。

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狭山池から大阪狭山市駅に向かって歩く。埼玉県狭山市では「茶の花号」という愛称のコミュニティバスだけど、大阪狭山市ではなんと呼ばれているのだろう?

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大阪狭山市駅は急行電車も通過する小さな駅。以前から埼玉県の地名と同じ「狭山」の地名があることを知っていて、いつかは行ってみたいと思っていた。昭和になってから作られた人造湖である多摩湖や狭山湖と比べ物にならないくらい古い「狭山池」を知ることができてよかった。そして、市政を引くのが埼玉県の狭山市よりも遅く「大阪」をつけざるを得なかったけれど、狭山という地名も「狭山池」や「狭山藩」があったくらいなので「大阪狭山市」の方が「狭山」という地名の歴史があることを知る。

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再び大阪狭山市駅から南海高野線の上り電車に乗る。

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再び住吉東駅で南海電車を途中下車。終点なんばまでの間に立ち寄れる場所はないかと探した時に、歴史のある住吉大社に立ち寄ってみることにする。

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住吉東駅から住吉大社のあたりは古い日本家屋が目立つ。

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この建物は「住之江味噌」を売る池田屋本舗というお味噌屋さん。古い建物があるので歩いていておもしろい。

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東住吉駅からも住吉大社への門があるので、中に入ることにする。

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大阪の人だったら普通に知っていることかもしれないけれど、私にとっては住吉大社に来るのは初めての経験。本殿が4棟も建てられているのがまず不思議。黄泉の国に行き、そこから帰った伊邪那岐命 (いざなぎのみこと) はケガレを受けてしまう。そのケガレを清めるために海に入って禊祓いしたとき、底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) 、表筒男命 (うわつつのおのみこと) が生まれる。祀られているのはその3人の住吉大神。もう1人は朝鮮半島の新羅遠征を成功された神功皇后が祀られている。まず手前右側に建つ第四本宮に祀られているのは、その神功皇后(じんぐうこうごう) 。

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第四本宮と並んで、左側に建つ第三本宮には表筒男命(うわつつのおのみこと)が祀られている。屋根は金剛峯寺と同じく檜皮葺 (ひわだぶき)の屋根。

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第三本宮と第四本宮の裏手にある第二本宮には中筒男命(なかつつのおのみこと)が祀られている。

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一番奥に建つ第一本宮には底筒男命(そこつつのおのみこと)が祀られている。住吉大社でも伊勢神宮と同じく式年遷宮によって定期的に建て替えられている。

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航海の神として遣唐使の時代から崇拝され、古典文学や和歌などにも名前が出る住吉大社に今回、立ち寄ってみてよかった気がする。今回、立ち寄らなかったら、ずっと住吉大社を自分の目で見て感じることはなかったかもしれない。

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「良縁 えんむすび 夫婦円満」と書かれた侍者(おもと)社がふと気になる。

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この積み上げられた赤いマッチ箱のようなものはなんだろう?マッチ箱と言っても、若い人にはすでにわからない人がいるかもしれないけれど。崩れないように置くのが難しそう。

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この人形たちは一体なに?右上の方なんて、卑猥な置き方をしている人形もあるような気がするけれど、「夫婦円満」ということなのかなぁ?

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おもと社で気になったマッチ箱と人形が気になって、社務所へ行ってみる。

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へぇ、おもと社で見た人形は、ここで受けて奉納するものなんだ。赤いマッチ箱は良縁成就の「侍者人形(おもとにんぎょう)」。夫婦の人形は夫婦円満の「裸雛」。残年なことに千円をケチり、「おもと人形」を納めなかった私には、もうしばらく良縁は訪れそうにない…。

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2018年10月11日 (木)

冬の高野山・大阪ひとり旅 2日目(1)高野山の宿坊「福智院」で早朝6時の「朝の勤行」に参加する。

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2018年2月19日、月曜日、高野山福智院で迎える朝。早朝6時からの「朝の勤行」に参加するために本堂へ向かう。畳に正座ではなく、ストーブの前の椅子に座り、「朝の勤行」の様子を見学しながらお経を聞くのみで、体験するわけではない。参加者は外国人を含んだ女性の3人組のみ。もしかしたら、宿泊していたのは私とこの女性3人組だけだったのかもしれないなぁ。

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昨日の夕食前に部屋にお坊さんが訪ねてきて、先祖供養のお経をあげないかという話を受ける。最近は外国人が多くなり、なかなかお経をあげる人も少なくなっていると話されるので、それではお願いしますと祈祷をあげることをお願いした。昨日、私が仕上げた写経も奉納されている。

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灯りがついている部屋が私の部屋。あれ?電灯は消してきたと思ったんだけどなぁ。

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おひとり様専用のこの部屋は離れのような雰囲気でなかなかよかった。2月はファンヒーターを焚かないとものすごく寒いけど。

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部屋に戻ると布団はしまわれて朝食の準備がされている。

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朝ごはんも精進料理。今回の修行の旅はまだ肉や魚を食べていない。

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がんもどきやおからなどのおかずが並ぶ。宿坊の朝食はおかずもたくさんある豪華な朝食。

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豆乳の湯豆腐がまた美味しい。なんだか、残すのが悪いような気がして、お櫃のごはんを2杯分、全部食べたらお腹いっぱい。

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宿坊「福智院」の宿泊は、普通に旅館に泊まることとあまり変わりはない。違うといえば、平屋建てのお寺なので、廊下が寒かったことくらい。おひとり様用の部屋のトイレが寒かったことくらい。あとは温泉大浴場があるので、お風呂もいつでも入ることができるし、不自由はない。「朝の勤行」も強制的なものではないし、食事も部屋食と想像以上に特別なことはない。私はオプションで写経体験をしてよかったと思っている。途中で何度かいつになったら終わるんだろう?という罰ゲームではないかという邪念も感じてしまったけれど。

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お世話になった福智院を出て、昨日は歩いていない女人堂方面に行ってみることにする。南海電鉄の不通となっている区間がなければ、ケーブルカーで高野山駅に到着し、バスでこのルートを通るので、代行バスでなければ必ず通るはずの道路。

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「徳川家霊台」に行ってみることにする。朝の道路は凍結しており、慎重に歩く。

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入場料を払って、階段を上がる。

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三代将軍家光の代に作られたもので、2つの建物が並んでおり、左側が台徳院秀忠公霊舎。

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1643年、三代将軍家光の時代ということは日光東照宮などと作られた時代は大きくは変わらない。細かな彫刻に見入ってしまう。

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右側が東照宮家康公霊舎。左右の建物は家康の方が大きいということはなく、同じような大きさの建物。

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そして、彫刻なども左側の秀忠のものと大きな差はなさそう。

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大名が高野山参拝の際に宿坊を持っていたのか、関わりのある寺があるのか、蓮華定院は真田の六文銭の寺紋。

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菊の御紋の巴陵院は皇室との関わりがあるお寺だったんだろうなぁ。

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女人堂までは坂道を登っていく。

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かつては女人禁制だった高野山では、女性はこの女人堂までしか入れなかったのだという。

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高野山に来てからずっと気になることがある。この吊るしてあるものは、なんだろう?「根本大塔」の中にもあったと思うし、福智院の本堂の中にもあった。なかなか、写真撮影ができる場所になくて、高野山独自の何かなのかどうかもよくわからない。名前もわからないので福智院でお坊さんに聞いてみればよかったなぁ。

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この石灯籠が高野山への境界。

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レトロな雰囲気の警察署。大正期あたりのモダンな雰囲気を感じる。

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高野山のすべてを見たわけではないけれど、今回の高野山の旅はこれで終わりにすることにする。高野山は違う季節に訪れても面白いかもしれないなぁ。奥の院への石塔の並ぶ表参道を歩いていると、心が落ち着くような気がしたので、リピートあり。その時に見逃した場所は訪れてみればいい。

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最後に金剛峯寺にお参りして、いつか再訪することを誓う。今度は冬ではない風景も見てみたいなぁ。

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金剛峯寺前の駐車場が南海電鉄の「鉄道代行バス」の停留所になっている。料金は大門南駐車場で料金を支払うみたいで、ここでは料金は発生しない。

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バスは20分おきに出ているということは、大門南駐車場からも20分おきに橋本駅行きのバスが出ているのかなぁ?すべてのバスが接続しているわけではないのかなぁ?

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高野山の旅、おもしろかった。次に来る時には極寒の時期ではない時に奥の院への道を歩いてみたいなぁ。新緑、紅葉、季節ごとに風景が異なって楽しそう。それに宿坊に宿泊しての写経体験や「朝の勤行」もおもしろかった。

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大門南駐車場に到着する。熊野観光のバスに乗り換える。熊野へ行ってみたいとは思うけれど、クルマでの旅行じゃないと不便だろうなぁ。クルマでの旅も好きなんだけど、高速道路の料金は一人だと割に合わないこともあって、一人旅での自動車旅行はこのところ行けていない。

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鉄道代行バスは橋本駅まで70分。

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南海なんば駅までの切符は買えるんだけど、滅多に南海電鉄なんて乗らないので途中駅で下車することを伝えると、高野山駅で入場したことにして、途中駅で全額精算するとのこと。精算機にこの切符を投入してほしいと切符をもらう。

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鉄道代行バスは高野山を出発し、センターラインもない山道を下っていく。もしも、南海電車の不通区間がなかったら、そのまま極楽橋から真田幸村が幽閉されていた九度山に行ってみたかったんだけどなぁ。でも、きっと神様が高野山にまた来なさいと言っているに違いない。それはまた次回のお楽しみ。

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2018年10月 9日 (火)

日仏交流160周年、トリコロールライティングの東京スカイツリー。

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2018年10月9日、火曜日。今日の東京スカイツリーのライティングは、日仏交流160周年を記念して、フランス国旗をイメージしたトリコロールライティング。たまたま都心部にいたので、押上までライティングを見に行くことにする。

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私が大好きな構図の水面反射だけど、ちゃんとしたカメラを持ってきていないのでiPhone7で撮影。

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なぜ、10月9日がトリコロールライティングかといえば、1858年10月9日の日仏修好通商条約調印から160周年を迎えたとのことで、10月9日らしい。スカイツリーを見上げながら、そのまま浅草方面に歩くことにする。

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言問橋を渡ると、隅田川越しにトリコロールのスカイツリーがよく見える。エッフェル塔みたいにシャンパンフラッシュしてくれないかなぁ?

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そのまま浅草寺へ。仲見世通りの店じまいは早いし、もう浅草寺は閉まっている時間だけど、夜になっても外国人観光客が多い。

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浅草寺からも東京スカイツリーが見える。

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最後は、神谷バーに行って一人で相席の席に座って電気ブランを飲んで帰ろうかと思ったら、残念ながら火曜日はお休み。そのまま銀座線で帰ることにする。ほんの少しだけフランス気分は幸せ気分。

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2018年10月 8日 (月)

冬の高野山・大阪ひとり旅 1日目(5)高野山の宿坊「福智院」で写経体験。

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「角濱ごまとうふ総本舗」でおやつを食べたあとは、今日の宿である「福智院」を目指して歩き始める。

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歩いていると赤いポールに髪が貼られているのが気になる。

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何が書かれているのだろうと興味を持って近づいてみると「頭上注意」と書かれている。

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頭上をみると、屋根から氷の塊がはみ出ている。

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落下する氷の塊の威力は凄まじく、足元を見ると砕け散ったポールの残骸が散らばっている。こんなのが頭に当たったらと考えると恐ろしい。

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さらに歩くと「蓮池」がある。

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池とは言っても、この時期は天然のスケートリンクのよう。氷の暑さはどのくらいあるのだろう。

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池の中央に島があって、神様が祀られている。

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金剛峯寺まで戻って来る。正面の障子が閉められており、すでに一般公開の時間は終わっておりひっそりとしている。

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金剛峯寺の東門を出て宿坊の福智院を目指す。

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福智院は金剛峯寺のちょうど裏手にある。

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金剛峯寺から歩いて5分くらいで福智院に到着。福智院を選択したのは「ひとり旅プラン」があったことと天然温泉があるから。

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ホテルや旅館ではなく、お寺なので、玄関に向かう。

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さっそく部屋に案内される。平屋建てのお寺の中廊下を歩く。雪で覆われているけれど石が置かれた中庭がある。

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私が泊まる「ひとり旅プラン」の部屋は奥まった場所にある20号室。扉には豊臣家の家紋である「五三桐紋」。

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「ひとり旅プラン」は四畳半の間なのでこじんまりした部屋だけど、奥まった離れのような雰囲気でなかなかいい。

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母屋との間には中庭がある。

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高野山の宿坊ってどのようなところなんだろう?と思っていたら、修行やお手伝いがあるわけでもなく、朝6時からの「朝の勤行」も参加は自由で、普通の旅館と大きくは変わらない。まぁ、料金も旅館と大きくは変わらないけれど。浴衣も準備されている。

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私が宿泊したひとり旅プラン」の部屋はトイレも部屋にある。だけど、2月のこのトイレはものすごく寒い。

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旅館に到着すると、私はやることがないこともあって、まずはお茶を入れて茶菓子をいただく。

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お茶菓子はお饅頭。

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せっかく天然温泉なので温泉に入りに行くことにする。20号室を出ると障子で仕切られた大部屋が並んでいる。二月ということもあって、大部屋に泊まるお客さんはいない。昔の建物なので、廊下に出ると屋内なのに寒さを感じる。それだけ二月の高野山は寒い。

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大広間に出る。売店もあり、夜間のみ営業している。

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2月は閑散期ということもあって宿泊しているお客さんは少ないみたい。温泉大浴場は貸切状態でのんびりできる。宿坊って修行的な要素があるのかと思っていたら、制約はなくて普通に旅館に泊まるようにのんびりできる。しかも福智院は温泉のお風呂がいい。

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私が興味を持ってしまうのは、ここでも「宝来」と呼ばれる紙飾り。

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宿坊の夕食は部屋食。ちなみに福智院ではビールを頼むこともできるけれど、今日は朝からなんちゃって修行の旅なので、アルコールを断つことにする。今日は珍しく旅行に出て丸一日お酒を飲まないで過ごす。もっとも、私は家でビールを飲むことはほとんどないので、お酒がなくても暮らせるので特別なことではないけれど。3つのお膳に並べられた料理は肉や魚を使わない精進料理。

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野菜の天ぷらや胡麻豆腐。そして、湯葉。汁物も味を楽しめる味付けになっている。

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高野豆腐に炊き合わせなどの料理が並んでいる。肉や魚がなくとも十分に美味しい。

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豆乳鍋にももちろん肉類は入っていない。肉や魚がなくても、楽しめる精進料理の夕食で大満足。おひとり様なのにお櫃に2杯半分くらいのごはんが入っていて、残して捨ててしまうことのないように、ごはんをたらふく食べたのでお腹がいっぱい。

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夜8時から写経体験があるというのでせっかくなので申し込む。

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宿泊客がほとんどいないんだろうなぁ。参加者は私のみ。

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プリントされてあるお経をそのまま筆ペンでなぞるだけの作業。説明をお坊さんから受けると、お坊さんはいなくなってしまう。そのまま終わったら、書き上げたものを収めて帰っていいとのこと。ここからは自分との戦い。集中をしながら筆ペンでお経をなぞるだけなんだけれど、途中で集中力が切れて飽きてくるのがわかる。1/3程度書き進めると、残りを仕上げるためには、どれくらい時間がかかるのだろうと計算し始める。完成させるには何時間かかるのだろう?そのような雑念で頭がいっぱいになるとさらに進まない。自分で体験を主体的に申し込んだにも関わらず、罰ゲームを受けているような気分になる。

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これではいけないと思ってさらに書き進めると、集中が継続できるようになりリズムが出来てくる。お経の文字が頭の中に入ってきて、スムーズに進むようになってくる。文字がかすれて筆ペンを交換したので、途中から色が濃くなってしまったけれど、ようやく完成。書き終わった時の達成感と、集中力をコントロールできた時のうれしさを感じる。

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小さな時計を見ると9時半を過ぎており、書き始めてから1時間半もかかっている。私は集中力が切れてしまうことがある。一つのことを集中して行うことの難しさを学んだ気がする。高野山での修行の旅の一日の最後としては、有意義な体験だった。

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もう一度、温泉に浸かり、身体を芯から温めて部屋で眠りにつく。朝から肉や魚を食べず、お酒も飲まずの一日、そして写経体験で自分の集中力のなさを知る。反省すべきは参拝順序を守らずに行き当たりばったりの町歩き。いろいろと学ぶべきものを感じたような気がして、今回、高野山を目的地に選択して良かったような気がする。

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2018年10月 5日 (金)

冬の高野山・大阪ひとり旅 1日目(4)石塔の並ぶ異次元の世界を歩き、高野山・奥の院へ。

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いよいよ高野山奥の院に向かうことにする。

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私の旅は基本的には歩くことが多く、基本的には歩いて雰囲気を感じるのが好きなので奥の院まで歩こうと思ったんだけど、実は「壇上伽藍」までの道が凍結しており、奥の院の山道を歩いて行くのは、雪と凍結によって危険ではないかと思って、バスで奥の院に向かうことにする。

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「壇上伽藍」への凍結した雪道を体験していなければ、高野山奥の院の表参道である「一の橋」で降りて表参道を歩いたに違いない。しかし、すでに歩道が凍結状態であることを知ってしまったので、お参りするのに転倒してもどうかと思うので「奥の院前」までバスで行ってしまう。

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本当は「一の橋」からの表参道を歩くべきなんだろうけど、先ほどの「壇上伽藍」周辺の道は雪に覆われており、歩くのが大変だった経験から安全策をとって人通りが多いであろうバス停からの参道を歩くことにする。

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「壇上伽藍」周辺のように凍結した雪に覆われていることはなく、ここから見える感じでは、ちゃんと安全に歩く道ができていそう。細い路地を歩くのが好きな私でも、危険を感じるときはメジャーな道を歩く。
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そして、手水舎も凍りついていないのでいい感じ。そもそも「蛇腹路」の手水舎がすっかり凍っているのをみてしまったから、凍結に対して敏感になってしまったのかも。この手水舎の寺紋も「五三桐紋」と「三つ巴紋」。

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よかった。安全策をとっただけあり、人通りが多いのと除雪されていると思われ、安心して歩ける。石灯籠が並ぶ参道はなかなか趣がある道。

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石灯籠が並ぶ参道を歩く。しかし、日陰に入ると雪道になってしまうところは凍結しているので慎重に進む。

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これはお墓なのかなぁ?参道の周辺には大名や企業の墓所、石塔が並んでいるけど、この丸い形のものはなんだろう?お墓なのかなぁ?相変わらず、私は見たことがないものをみつけるとつい興味を示してしまう。

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参道の両側には石塔が立っており、大きな企業の供養塔がある。

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上島珈琲の石碑が面白い。

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さらに石塔に囲まれた道を歩き進める。ふと、奥の院に行く目的は、石塔に囲まれた参道を歩き進めることにあるんじゃないかと感じる。歩き進めると現世ではなく異次元の世界を歩いている感じがする。

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「一の橋」からの表参道と合流する。大名の供養塔が立ち並んでおり、石塔をゆっくり観察しながら歩くのも面白い。諸大名がこぞってこの高野山に石塔を立てたのはなぜなんだろう。

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燈籠堂より先は神聖な場所となり写真を撮ることができない。この建物の先に「御廟橋」という橋があり、渡れば聖域に入る。そして、奥の院が立つ。空海は永遠の悟りを開き、今でも肉身をこの世にとどめ、深い禅定に入り、今でも救いの手を差し伸べていらっしゃるという「入定」信仰があり、空海のお墓ではない。

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なんだか石塔に囲まれた道を歩くことこそがここに来る目的なのではないかと思い始める。現世ではなく異次元の世界を感じることこそが、心の平穏を得ることができるのではないか。バス停から奥の院まで歩くだけでも、私はそんな風に感じている。石塔が並ぶ道を歩いてこそ、ここに来る価値があるのではないか。そう感じると、帰り道は「一の橋」までの表参道を歩いてみることにする。

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しかし、懸念した通りの凍結路。石塔の中を歩いて感じる世界観よりも、足元に注意が行ってしまう。

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途中にあるのは姿見の井戸。井戸に自分の姿が映らなかったら3年以内に命が尽きるという。

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私はどうやら命が尽きることはなさそう。姿見の井戸そのものよりも高野山で見かけるこの紙を切り抜いた「宝来」と呼ばれる紙飾りに興味を持ってしまう。

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石塔の並ぶ道を歩くことで、心が落ち着いて来るような気がする。高野山に来て、この奥の院への表参道を歩くことこそが、ここに来る意味があるのかもしれないなぁ。

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表参道の入口である「一の橋」に出るとバス通り。無事に雪道の表参道を歩き切る。

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バス通りを歩くと宿坊となる寺が並んでいる。

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たくさんの立派なお寺が並んでいる。寺紋をみると、この恵光院は薩摩の島津家と関係があるのかなぁ?

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さらに歩くとおみやげ屋さんが並ぶ中心街。

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てっきり「高野豆腐」が名物かと思っていたら、ごまどうふが名物みたい。

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ここまで歩いてきたんだったら、高野山の入口である「大門」まで歩いてみよう。本当は帰り道ではなく、大門からスタートして奥の院にたどり着くまで歩いたほうがいいんだろうけれど、すっかり逆のコース。

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奥の院から大門まで歩き通す。

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ここに高野山の入口となる大門があるということは、通常ルートのケーブルカーで高野山を訪れるよりも、橋本駅から代行バスルートの方がかつての参道に近いのかもしれないなぁ。

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大門から奥の院まで歩き通すということを達成したので、そろそろ今晩の宿であるお寺の宿坊に向かうことにする。

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歴史はなさそうなお店だけど、ごまどうふのお店「角濱ごまとうふ総本舗」に足を止めてしまう。遅めだけど、デザートもあるのでおやつにちょうどいいかも。

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古式醤油と山葵で食べる「生胡麻豆腐」とデザートとなる抹茶の胡麻豆腐を注文。

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「生胡麻豆腐」、食感も良くて美味しい。このお店、胡麻豆腐懐石料理もあり、ここでちゃんとしたお昼ごはんを食べてもよかったかも。今回の「冬の高野山・大阪ひとり旅」は食事時間が中途半場になってしまっており、今日は「玉子巻き」をつまんだくらいで、ちゃんとしたお昼ごはんを食べていない。

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抹茶味のデザート風ごまどうふも美味しい。ここまで、動物性のものを何も食べずにがんばっている。夕食は、宿坊での精進料理となるので、今日は最後まで動物性のものを食べずに過ごせるはず。

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2018年10月 2日 (火)

冬の高野山・大阪ひとり旅 1日目(3)高野山・金剛峯寺へ。

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総本山金剛峯寺にはグループで参拝している人も多い。橋本からバスで90分もかかるんだから、自動車がない時代は高野山への参拝は徒歩で山を登ってくるわけだから大変だったんだろうなぁ。屋根の構造は檜の皮を何枚も重ねた檜皮葺(ひわだぶき)。

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私は単なる旅行者で仏教については専門家ではないので、浅はかな感想しか思い浮かばないんだけど、大玄関にある寺紋は「五三桐紋」と「三つ巴紋」。左側の「五三桐紋」は豊臣秀吉の家紋であり、豊臣家との縁があるんだろうなぁ。

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敷地内にあるのは鐘楼。北フランスやベルギーの鐘楼も特徴的だけど、金剛峯寺の鐘楼もなかなか特徴的。

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檜の皮を何枚も重ねた檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の上にあるのは「天水桶」。火災の際の防火設備の様子。小玄関から寺の中に入る。

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写真は撮っていないけれど大広間などを見ながら進む。

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新別殿と呼ばれる建物は一般の休憩所になっている。

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無料でお茶とお茶菓子の接待受ける。

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お菓子はせんべい。

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蟠龍庭(ばんりゅうてい)は奥殿を守る龍を石で表現している。

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中庭は一面の銀世界。庭は季節によって風景が違うはず。違う季節に訪れてみてもいいかもしれないなぁ。

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総本山金剛峯寺の参拝を終えて、再びバスを降りた場所である駐車場に出る。

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とりあえず、「壇上伽藍」に向かって歩いてみることにする。「蛇腹路」と呼ばれる小道を歩く。だけど、雪が降り積もっていて、凍っているところもあり、かなりの悪路。転ばないように慎重に歩く。

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手前にあるのは東塔。1984年に再建されたもので建物は新しい。奥には朱色の大塔が見える。

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手水舎があるんだけど、水が出ていないし、そもそも見た目がおかしい。

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近くで見てみると、手水舎の水が表面だけではなく全体が凍りついてしまっている。どうりで高野山に来てから、体にしみる寒さを感じると思った。2月の高野山は氷の世界。やっぱり、2月の高野山はものすごく寒いので日曜日であろうとオフシーズンで人が少ないんだろうなぁ。

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そんな中をお坊さんの行列が歩いて行く。お勤めの帰りなのかなぁ。履物が下駄のように見えるけれど、路面凍結している雪道では歩きづらくないのかなぁ?手水舎の水が凍りつくような環境でもお勤めをされているのだろう。

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1816年に再建された「三昧堂」と呼ばれる小さな建物。残念ながら私には建物の由縁はわからない。きっと、世の中には詳しく説明してくれるブログもあるはずなので、詳しく知りたい場合はそちらを参照して欲しい。私は知らないものは知らないので、雰囲気しか伝えられない。

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そして、1848年に再建された阿弥陀如来を祀る「大会堂」。再建されたといっても江戸時代の建物なので歴史がある。

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この「不動堂」は古く1197年に建立された建物。建物や周囲の雰囲気をじっくり味わう。ガイドツアーだと説明を受けながら建物を理解することができるけれど、ただ歩いているだけでは雰囲気を味わうのみになってしまう。どの建物も古い建物なので由縁があるんだと思うけれど。

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「壇上伽藍」と呼ばれる聖地で、本来は『両壇遶堂(りょうだんにょうどう)次第』に則って、参拝する順番があったらしい。そんなことはすっかり無視して歩き回っている。その中心にあるのは朱色が美しい「根本大塔」。

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参拝の順番を全く無視しているだけではなく、壇上伽藍を散策する人が少ないのか、日差しによって溶けた雪で道がぐちゃぐちゃになっており、「金堂」を見たところで今回は散策を休止することにする。そもそも、ルールに則って、ちゃんとした参拝をしているわけではなく、「まだ知らない」高野山を実感するためのいつもの通りの町歩きなので、雰囲気としては味わうことができればいい。お坊さんの列とすれ違った時に極寒の高野山でも修行をしている様子は想像できた気がする。

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2015年に再建された中門を通る。この中門には、四天王の増長天・広目天像、そして持国天・多聞天像が門を守っている。

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いつものことだけど、私は旅行先についてもっと予習してこないといけないなぁと実感してしまう。けっきょく、雰囲気を感じるだけでこの地の歴史であるとか、建物の由縁についてよくわからないまま巡っている。この「広目天像」を見ても、自分が浅はかな薄っぺらい興味しか持っていないんだなぁと感じてしまう。なぜなら、私が気になっているのは、胸元のトンボになんの意味があるんだろう?ということ。

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そして、私の興味は、対となる「増長天像」の胸元のセミをみると、さらにその意味を考えこんでしまう。なぜ、胸元にセミがたかっているのか。対となるトンボとセミにどんな意味があるのだろうか。後で調べてみると、トンボは前にしか飛ばないことから、断じて悪を通さない、うしろには引かないという意味。セミは声を響き渡らせて、悪を退けるという意味があるみたい。私の場合は、事前に学ぶことはほとんどなくて、気になったものをあとで調べて理解するというパターンが多い。そのため、その場では気がつかなかったことを、旅日記のブログとして編集する段階になって、初めて調べて知ることも多く、旅行記ブログを書いていてよかったなぁと自分で感じている。

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中門には4体の像が立っており、道路側にも「多聞天像」が立っている。

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四天王の最後は刀を持つ「持国天像」。

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そして、私は「持国天」が踏みつけているこいつが何者かが気になってしまう。おもしろいなぁ。悪者であることには間違いないけれど、このブログを編集する際に調べてみると「邪鬼」というらしい。

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バスも通る道路に出ると「笹すし」ののぼりが目に入る。そういえば、なんば駅近くで10時すぎにきつねうどんを食べてから何も食べていない。持ち帰りしかないみたいだけど、「笹すし」が気になって小倉屋に入ってみることにする。

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ところが、すでにお昼ごはんの時間はとっくに過ぎており残念ながらお目当ての「笹すし」は売り切れ。「玉子巻き」も名物だというので、それをもらうことにする。

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海苔巻きの代わりに卵で巻いた玉子巻き。今回の「冬の高野山・大阪ひとり旅」の1日目は、高野山で修行「気分」の旅。今朝からベーグル、きつねうどん、かやくごはんと肉や魚類を一切食べていないなんて、かなり優秀な修行気分の旅。

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