冬の高野山・大阪ひとり旅 2日目(5)大阪食い倒れの旅。新世界のジャンジャン横丁の「八重勝」で串かつを。
荷物を置いて、夕食を食べるために「ホテルみかど」を出ると、アーケードのある商店街に出る。
大阪環状線のガードを通理、新世界・通天閣・ジャンジャン横丁方面へ向かう。
ジャンジャン横丁は狭い路地の両側に寿司屋やラーメン屋、串カツやなどの飲食店が並んでいる。
串かつ「八重勝」にはまだ6時前なのに行列ができている。カウンターだけの串かつ屋さんの雰囲気がおもしろそうなので、列に並んでみることにする。
お店に入った時に時計を見るとまだ6時すぎ。「ソースの二度づけお断り」と大きく書かれている。
今回の冬の高野山・大阪ひとり旅で、ビールを飲むのはこれが初めてだったりする。と言っても私は毎日お酒がないと生きていけないわけではないけれど。肉類だって、今日のお昼ごはんに「他人丼」を食べるまでは食べていなかった健全な旅行。
どて焼きを頼むと、串に刺さったままの牛スジが味噌で煮込まれており、美味しい。ビールが進んでしまう。
八重勝の串かつは3本セットとなっている。東京で「串の坊」に行ったことはあるけれど、大阪で串かつを食べるのは人生初めての体験。
ソースはウスターソースのように水っぽく、共用の大きなトレーに入れられている。説明するまでもないけれど、共用なので、一度口につけた串に再びソースをつけることはできない。
揚げたての串かつにさっとソースを通す。これが最高に美味しい。
野菜などはほとんど100円なので安い。そして、揚げたての串揚げの野菜が美味しい。
カウンター席に座り、一人でビールを飲みながら串かつを食べるのって楽しい。だけど、こういうお店は、本来は個人客がさっと飲んで長居するものじゃない気がする。ビールを2杯飲んだところで、お店を出ることにする。でも、こういうお店があるっていいなぁ。
八重勝の串かつ、美味しかった。大阪で食い倒れることを目的にして遊びに来てもいいかもしれないなぁ。
私が大学生の時に芦屋在住の友達が帰省した時を狙って、大阪に青春18きっぷで遊びに行ったことがある。その時に芦屋出身の友達と新世界を歩いたんだけど、もっと不思議な異次元の世界だった気がする。印象としては、このお店のように将棋をする場所がいくつかあったように記憶しているんだけど、以前よりも減ってしまったのか、目立たなくなっている。
今でも昭和を感じる異次元の世界であることには違いはないんだけど、昔はもっとディープな場所だったような気がする。それは、私が大学生当時は世界が広いことを知らないので、私自身の経験のなさからショッキングに感じたのかもしれないけど。
街を歩いて感じることは、大阪って、個人経営の喫茶店やパーラーが健全に残っている。
ふと「冷コーあります」が気になってしまう。「冷コー」ってなんだろう。そもそも「ひやこー」なのか「れいこー」なのか、正式な読み方が私にはわからない。まぁ、意味は「冷やしコーヒー」なんだとは思うけど。
パチンコ屋だと思ったらスマートボール。ちょっとおもしろそう。
なんだか、新世界って普通の街になってしまった気がする。大学生の頃に歩いた新世界は、おっちゃんばかりで、少し怖いような雰囲気を持った異次元の世界を感じるディープな街だと思っていた。自分が年齢を重ねておっちゃんになったから受け入れることができるようになったのかなぁ?それとも新世界の町がおっちゃんだらけの町から変化したのだろうか。
大阪らしいネオンがおもしろい。通天閣とともに大阪の風景を代表する戎橋のネオンもきれいなんだろうなぁ。串かつで満足するのではなく、てっちりやてっさを楽しむ大人にならないといけないのかも知れないなぁ。
通天閣のネオンは色が変化するのでおもしろい。今まで、大阪を主目的地として訪れることがなかったから気がつかなかったけど、大阪ってけっこう楽しい。本当に大阪で食い倒れるだけが目的で遊びに来てもいいかも。
通天閣の上からの風景ってどんな感じなんだろう。でも、あべのハルカスの方がきっと高い。パリ・エッフェル塔と同様に、次回「連れ」と大阪に来た時のお楽しみとして通天閣には登らないでおくことにする。もしも、ひとり旅ではなく「連れ」と大阪を楽しむ時のためにとっておくことにする。そもそも、そんな日が来るのかはわからないけれど。
「串かつだるま」は新世界でも3店舗くらいあり、支店が多い。八重勝とだるまのハシゴで食い倒れて見るかとも思ったんだけど、八重勝でけっこう食べてしまったので、うーん今は食べられない。
「ソースの二度漬けは禁止やで!」。少し歩いたらお腹も空くかなぁ?食い倒れるためには、串かつ屋のはしごにチャレンジしてみたいところだけど。
新世界から道頓堀までお腹を空かせるために、地下鉄に乗らずに歩いてみることにする。恵美須町から日本橋まで地下鉄堺筋線の一駅分だから、そんなに距離はないだろうし。ビールを飲んで気が大きくなっていることもあって、道頓堀に向かって歩き始める。
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