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2018年6月 3日 (日)

初めてのフランス北部、オー・ド・フランス地方ひとり旅1日目(3)第二次世界大戦の激戦地、ダンケルクへ。

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TGVの車両のTERは北海道のような風景の中の高速鉄道線を走り抜ける。このダンケルクに向かうTER“Transport Express Régional”(地域圏急行輸送)は、LGV高速鉄道線を走るのに在来線扱いという不思議な列車。

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フランスの田舎町の中心にはたいてい教会が見える。車窓に鐘楼が見えると眺めてしまう。このあたりの教会には鐘楼が特徴的であり、世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」“Beffrois de Belgique et de France”に指定されている。

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歴史的にベルギーとの結びつきが強いので、フランスであるけれどフランスではない独自の建物や食文化がある。フランスの面白いところは文化の交わる国境地帯であることはわかっていて、フランス地方パッチワークの旅のテーマとして「国境」を何度か旅してきたのに、ベルギー国境と接するフランス北部の旅は私にとっては完全に盲点だったなぁ。

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時間があれば、レンタカーを借りて小さな町の鐘楼も見てまわりたいくらい。

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LGV線を走るTGVなのに、TER扱いなのでなんだか得した気分の列車の旅はわずか33分で終点のダンケルク駅に到着する。

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ダンケルク駅の出口に向かう。

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通常のフランスのTERは、このような列車。ただし、地域圏によって塗装が異なるので同じ車両でも地域によって雰囲気が違う。オー・ド・フランス地方は青色。

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線路を渡って駅舎に向かう。なかなか線路を渡るタイプの駅舎って最近は少なくなっている気がする。

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しかも駅舎に行くためにTGVの車両の前の通路を渡る。遮断機なんてない。

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ダンケルク駅前広場は工事中。ダンケルクの街の中心部まで直線上に工事しているのでトラムでも走らせるのかもしれない。

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建物の雰囲気がこの地域の独自性がある気がする。

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“Dankerque en 1940”という案内板が建てられている。ここダンケルクは第二次世界大戦の激戦地で、ドイツ軍と連合軍が戦った「ダンケルクの戦い」“Bataille de Dunkerque”と呼ばれる戦闘が行われた。この案内板は、フランス語、英語、オランダ語で書かれている。

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ダンケルク駅から中心部までは少し離れており、駅前の道を進む。カルーセルを見つけると、人々が集まる場所であることが多いのでつい寄り道してしまうけど、閑散としている広場。

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広場の中央には銅像が立っているけれど、なんの銅像かはわからない。

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さらに町の中心部に向けて歩いていくと、ジャン・バール広場“Place Jean Bart”と聖エリギウス教会“Église Saint-Éloi de Dunkerque”(聖エロワ教会)が見える。駅から広場までずっと工事区間が一直線に伸びている。

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そして、聖エリギウス教会と道を隔てたところに立つ鐘楼が見える。この鐘楼こそ、世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」“Beffrois de Belgique et de France”の一つであるダンケルクの鐘楼。

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ジャン・バール広場“Place Jean Bart”は工事中。2017年10月のダンケルクは駅前広場からジャン・バール広場まで大規模改修中のために広場の中には入ることができない。

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ジャン・バール広場“Place Jean Bart”の中央に立つのは17世紀のフランス海軍軍人ジャン・バール“Jean Bart”。政府の許可を得て敵国の船を攻撃し積荷を奪うという「私掠船」の船長で功績をあげた。

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1940年、この広場には地下に防空壕が掘られていた。ナチスドイツ軍による空爆があったのだろうなぁ。私はフランスの古い街並みが大好きだけど、私は勉強不足で、二度の世界大戦の影響を感じることはなかったなぁ。

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奥に見えるのはダンケルク市庁舎“Hôtel de Ville de Dunkerque”の鐘楼。ここはフランスであるけれど、フランスよりもベルギー。地理的にも近いけれど、ベルギーのフランドル地方のゲントやブルージュの街に似ているのかもしれない。

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世界遺産であるダンケルクの聖エリギウス教会の鐘楼。頂上まで登ることができるらしい。

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鐘楼は1914-1918および1939-1945と第一次世界大戦および第二次世界大戦の期間が刻まれている慰霊碑となっている。

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ダンケルク市庁舎の鐘楼。世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」“Beffrois de Belgique et de France”の通り、ベルギー、フランスに関係なくこの地域独特の風景なんだろうなぁ。

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聖エリギウス教会“Église Saint-Éloi”(聖エロワ教会)のファサード。

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ふと、無料の市内循環バスのシトロエン“Citroën Jumper”のバスが気になってしまう。このミニバス、日本でも便利なサイズだと思うけど。実は、現在、日本のコミュニティバスで活躍している「日野ポンチョ」の初代は、プジョーシトロエン製のシャーシとエンジンを積んだ半分フランス車だった。

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聖エリギウス教会“Église Saint-Éloi”(聖エロワ教会)の中に入る。

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戦争というのは恐ろしいもので、この教会は第二次世界大戦後に修復されたもの。鐘楼と正面のファサードは残っているものの、教会のドームは爆撃によって破壊されている。

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いつものように教会の席に座り、静寂を味わいながら、平和であることの尊さを神に感謝する。

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1940年の風景では爆撃による煙の中に市庁舎“Hôtel de Ville de Dunkerque”の鐘楼の影が見える。

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ダンケルク市庁舎“Hôtel de Ville”に向かって歩く。

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どうしても、フランスを旅しているというよりもベルギーのフランドル地方を旅しているみたいな気分。フランス地方パッチワークの旅では、フランスの地方はそれぞれに独特の雰囲気があって、フランスを何度旅しても飽きないために、毎年フランス旅行を続けているけれど、フランス北部がこんなにもおもしろい地域だとは思わなかった。フランス北部の魅力を「まだ知らない」原因は、一つは「地球の歩き方」などのガイドブックに紹介されていないこと。

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今回の旅にきっかけは、パリ・マレ地区で食べた、たった1枚の「メール“Méert”」の「ゴーフル “Gaufre” 」から始まっているんだけど、すっかりダンケルクの風景に魅了されている。そして、街を歩いていると事前にちゃんと調べていなくても「ダンケルクの戦い」や「ダイナモ作戦」についても自然と学ぶことができる。オー・ド・フランス地方の旅って、ガイドブックがないために多くの人が「まだ知らない」だけで面白いのかもしれないなぁ。

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コメント

ラコステさん、こんばんは。

この地方は教科書でしか読んだことがありませんが、ベルギーに近く街並みも文化や習慣もベルギーの影響を色濃く残しているののでしょうか? フランスはドイツとの国境もありますし、国内でも多様な歴史や文化が融合して魅力に溢れる国ですね。

ベルギーやフクセンブルクなどは第二次世界大戦の激戦地が多いですね。「ダンケルクの戦い」は私も知っていました。この戦い方が日本との大きな違いのような気がして読んだことがあります。 フランスやイギリスは撤退して軍備は捨ててでも人を救うことで反撃もできたのに対して、日本軍は人は消耗品と同じ様に捨て去ったためになにも残らなかったのですね。 人を扱う姿勢が戦争時にも民主国家であるかないかがわかった気がしました。

長々となりましたが、私も旅行させて貰っている気持ちでいつも読まさせて貰っています。こらからも楽しみにしています。

omoromachiさん、こんばんは。

「ダンケルク」を訪れてよかったと思っています。「敗走」や「撤退」を「奇跡」と呼ぶ地を実際に歩き、ドーヴァー海峡を渡る船を兵士が待っていた海岸に立ってみると、人の命の大切さを思い知ります。

たまたま、5/30〜6/1まで、本土防衛のための時間稼ぎの捨て駒であり、陸上戦が行われた、とある県を訪れていたので、余計に感じます。ほとんどのヤマトの人間は、ちょうど今月、6月23日が何の日かなんて興味がありませんので。

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